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Genview for Shopify › 連載「Shopify × AI 検索」

ChatGPT と Gemini で引用のされ方は違う|Shopify ストアの AI ごとの対策と確かめ方

最終更新:2026年10月2日 / 株式会社FID Genview チーム

この記事は連載「Shopify × AI 検索」の第3弾(AI別編)です。

この記事の結論


目次

  1. 調査で分かった AI ごとの違い
  2. なぜ AI によって引用のされ方が違うのか
  3. Gemini に引用されるために
  4. ChatGPT に引用されるために
  5. Shopify ストアが整えておく土台
  6. AI のクローラーを止めていないか確かめる
  7. 引用されたかを AI ごとに確かめる方法
  8. よくある質問

1. 調査で分かった AI ごとの違い

第1弾では、買い物に関する英語の質問50問を4つの AI に2回ずつ聞き、引用されたページ3,432件を1件ずつ調べました。

AI によって Shopify ストアの引用され方は7倍違う

各 AI が引用したページに占める Shopify ストアのページの割合(2回分の合計)

Gemini引用 1,275件
36% 459件
ChatGPT引用 291件
25.1% 73件
Grok引用 866件
14% 121件
Perplexity引用 1,000件
5.1% 51件

出典:株式会社FID(Genview)調査、2026年10月1日。英語50問×2回、ChatGPT・Gemini・Perplexity・Grok

AI 引用の件数 うち Shopify ストア 割合
Gemini 1,275件 459件 36%
ChatGPT 291件 73件 25%
Grok 866件 121件 14%
Perplexity 1,000件 51件 5%

ここから分かることは2つです。

「AI に引用されている」と言っても、どの AI に引用されているかで状況は大きく違います。1つの AI で確かめただけでは、ほかの AI での状況は分かりません。

2. なぜ AI によって引用のされ方が違うのか

AI が出典を選ぶまでの流れ(一般的な仕組み)

どの検索の仕組みで候補を集めるかが AI ごとに違うため、引用されるページも変わる

質問を受ける「〇〇のおすすめは?」
ウェブを検索Gemini は Google 検索、ChatGPT は外部の検索+自社のクローラーなど
候補のページを読むクローラーが読めないページは候補に入らない
出典に選んで答える質問に答える文章を持つページが選ばれやすい

各社の公開情報をもとにした一般的な説明。仕組みは変わることがあります

ここからは、各社の公開情報をもとにした一般的な説明です。各社の仕組みは公開されていない部分も多く、変わることもあります。

AI がウェブの情報をもとに答えるとき、多くの場合、まず検索をして候補のページを集め、その中から答えの材料を選びます。どの検索の仕組みを使うか、候補をどう選ぶかが AI ごとに違う ため、同じ質問でも引用されるページが変わります。

Gemini ChatGPT
提供 Google OpenAI
ウェブの情報の集め方(公開情報) Google 検索の結果をもとに答えを作る仕組みがある 外部の検索の仕組みと、OpenAI 自身のクローラーで集めた情報を使う
Shopify ストアにとっての意味 Google 検索で正しく読まれていることが土台になる Google 以外の検索や、OpenAI のクローラーに読まれていることも関係する

Gemini が Google 検索の結果を土台にしているなら、Google に正しくインデックスされている Shopify ストアの記事が引用されやすい、という今回の結果とも整合します。ただし、今回の調査は原因までは確かめていません。

3. Gemini に引用されるために

Gemini は Google のサービスなので、Google 検索で記事が正しく読まれていること が土台になると考えられます。

4. ChatGPT に引用されるために

ChatGPT は1回の回答で挙げる出典が少なく、今回の調査でも引用の件数は Gemini の6分の1ほどでした。出典の枠が少ない分、その数少ない枠に入れるかどうかが差になります。出典に占める Shopify ストアの割合は25%あり、ストアの記事が選ばれる余地は十分にあります。

5. Shopify ストアが整えておく土台

AI の種類を問わず、次の4つは整えておきます。

確認すること どこで確かめるか
記事がサイトマップに入っているか ストアの URL の末尾に /sitemap.xml を付けて開く
記事が「非表示」になっていないか 管理画面[オンラインストア]→[ブログ記事]の[表示]
ストアにパスワードがかかっていないか 管理画面[オンラインストア]→[各種設定]→[パスワード保護]
記事が検索エンジンにインデックスされているか Google Search Console の[URL 検査]

パスワード保護がかかっていると、検索エンジンも AI のクローラーもストアを読めません。公開前のストアでよく起きます。

6. AI のクローラーを止めていないか確かめる

AI の会社は、ウェブのページを読むための クローラー を持っています。ストアの robots.txt でこれらを止めていると、AI はストアのページを読めません。

主なクローラー(各社の公開情報より):

名前 会社 役割
OAI-SearchBot OpenAI ChatGPT の検索で表示するためのクローラー
GPTBot OpenAI AI の学習に使うためのクローラー
PerplexityBot Perplexity Perplexity の検索で表示するためのクローラー
ClaudeBot Anthropic Claude のためのクローラー
Google-Extended Google Gemini などの学習への利用を制御する指定(Google 検索の表示には影響しない)

Shopify での確かめ方

  1. ストアの URL の末尾に /robots.txt を付けて開く
  2. 上の名前に Disallow: / が書かれていないか確かめる
  3. Shopify の初期設定の robots.txt は、これらの AI のクローラーを止めていません。止まっている場合は、テーマの robots.txt.liquid が編集されていないか、または robots.txt を変えるアプリが入っていないかを確かめます

学習に使われたくない場合は GPTBot だけを止め、検索で表示するための OAI-SearchBot は止めない、という分け方もできます。

7. 引用されたかを AI ごとに確かめる方法

手で確かめる

  1. お客様が聞きそうな質問を5〜10個決める(第2弾の「質問を見つける5つの場所」を参照)
  2. 同じ質問を、ChatGPT・Gemini・Perplexity などに聞く
  3. 回答の出典にストアの URL が入っているかを記録する
  4. 月に1回など、同じ質問で繰り返す

AI の回答は日によって変わります。1回の結果で判断せず、同じ質問で続けて記録することが大切です。

アプリで確かめる

Genview for Shopify は、商品データからお客様が聞きそうな質問を作り、ChatGPT・Perplexity・Claude に実際に質問して、ストアが引用されたかを AI ごとに表示する Shopify アプリです。引用されていない質問に答える記事の下書きも作ります(公開するかどうかはストアが確認して決めます)。

※ Genview for Shopify の計測対象に Gemini は含まれていません。Gemini での引用は、上の「手で確かめる」方法で確認してください。

8. よくある質問

Q. Gemini に引用されていれば、ChatGPT にも引用されますか? A. そうとは限りません。今回の調査でも、AI が引用したページに占める Shopify ストアの割合は、Gemini 36% に対して Perplexity 5% と大きく違いました。AI ごとに確かめる必要があります。

Q. AI に学習されたくないのですが、引用はされたいです。 A. 学習用と検索用でクローラーが分かれている AI があります。たとえば OpenAI は、学習用の GPTBot と、ChatGPT の検索用の OAI-SearchBot を分けています。GPTBot だけを止めると、学習には使わせずに検索での表示を残せます。

Q. robots.txt を変えたら、すぐに反映されますか? A. クローラーが次に robots.txt を読みに来たときに反映されます。すぐに引用の状況が変わるわけではありません。

Q. Google の AI による概要(AI Overview)とは違うのですか? A. AI Overview は Google 検索の結果ページの上部に表示される AI の要約で、Gemini アプリとは別の場所です。どちらも Google の仕組みですが、表示される場所と使われ方が違います。


連載「Shopify × AI 検索」は以上です。