著者:喜多 陽平(Genview チームリーダー / 株式会社FID) 公開:2026-05-25

リッチリザルト(Rich Results)とは、Googleの検索結果ページ(SERP)において、通常のタイトル・URL・説明文に加えて、画像・評価星・価格などの情報が視覚的に拡張表示される形式のことです。

英語表記:Rich Results(読み方はリッチリザルト)

リッチリザルトは、Schema.orgの構造化データが正しく実装されたページに対してGoogleが表示するものです。ページの内容を「機械が読める形式」で伝えることで、Googleがその情報を検索結果上で視覚的に表現できるようになります。

この言葉の基本

リッチリザルトという言葉の読み方・分野・表示の前提

項目 内容
英語表記Rich Results
読み方リッチリザルト
分野検索エンジン(Google検索)
表示される場所Googleの検索結果ページ(SERP:Search Engine Results Page)
表示の前提Schema.orgの構造化データ。実装しても表示は保証されない
混同しやすい言葉構造化データ、ナレッジパネル

種類によって、対応するSchemaタイプと表示される情報が異なります。

リッチリザルトの主な種類と対応するSchemaタイプ

種類 対応するSchemaタイプ 表示される情報
レビュー・評価Review / AggregateRating星評価・レビュー数
パンくずリストBreadcrumbListサイト階層のパス表示
レシピRecipe調理時間・カロリー・評価
記事Article / NewsArticleタイトル・画像・日付
イベントEvent日時・場所・チケット情報
組織Organizationロゴ・名称・連絡先など(ナレッジパネルなどに表示される場合がある)

表示が終わった種類・縮小された種類

リッチリザルトの種類は固定ではなく、Googleが表示をやめたり、対象を絞ったりしています。2023年8月の発表「Changes to HowTo and FAQ rich results」で、FAQとHowToの表示が絞られました。その後の変更は、Google Search Centralのドキュメントの更新履歴に載っています。

表示が終わった・縮小されたリッチリザルトの主な種類(Google Search Central の発表と更新履歴から)

時期 種類 変更
2023年8月FAQ表示を、よく知られた権威ある政府機関・健康関連のサイトに限定
2023年8月〜9月HowTo(手順)パソコンだけの表示に絞ったあと、2023年9月に表示を終了
2024年ガイド付きレシピ、ホームアクティビティ、サイトリンク検索ボックス表示の終了に伴い、説明ページを削除(3月・6月・11月)
2025年6月ClaimReview(ファクトチェック)など段階的に終了する告知を掲載
2025年9月コース情報、推定給与、学習動画、特別なお知らせ、車両リスト表示の終了に伴い、説明ページを削除
2026年1月練習問題サポートを終了(2025年11月に告知)
2026年5月FAQ5月7日から、すべてのサイトで表示を終了。6月に説明ページを削除

書籍のアクションも2025年6月に終了の告知が出ましたが、まだ使われている機能があるとして、告知は取り下げられています。

似た言葉との関係

構造化データ

構造化データは、ページの内容を機械が読める形式で書いたもので、リッチリザルトはその実装を前提に表示される表示形式です。構造化データはリッチリザルトの必要条件ですが、十分条件ではありません。正しく実装されていても、表示されない場合があります。

ナレッジパネル

ナレッジパネル(Knowledge Panel)は、GoogleがEntityとして認識したブランド・人物・組織について、検索結果に表示する情報のパネルです。Organizationの構造化データの情報がナレッジパネルに表示されることはありますが、ナレッジパネルは特定のページに付く表示ではなく、リッチリザルトとは別のものです。

GEO対策における位置づけ

リッチリザルトは、Googleの検索結果ページ上の表示形式を指す言葉です。AIの回答の中でブランドが引用・言及されることとは、別の話です。リッチリザルトが出ているかどうかと、AIの回答に出てくるかどうかは、分けて見ます。

リッチリザルトに表示されない構造化データをどう扱うかは、GEO対策で優先する構造化データは?21種類の優先順位と設置場所で整理しています。

よくある誤解

リッチリザルトが表示されればGEO対策になる

リッチリザルトは検索結果ページ上の視覚的な拡張で、AIの回答生成とは直接関係しません。リッチリザルトの表示とAIによる引用は別のものです。

FAQリッチリザルトが終わったので、FAQPageはなくなった

終わったのは、Google検索でのFAQリッチリザルトの表示です。Schema.orgのFAQPageという型がなくなったわけではありません。

構造化データを実装すればリッチリザルトが必ず表示される

Googleはリッチリザルトの表示を保証していません。正しく実装されていても、ページの品質などによって表示されない場合があります。

リッチリザルトに関連する用語

リッチリザルトに関連する用語と、その意味

用語 意味
構造化データ(Schema.org)Webページの内容を、検索エンジンやAIが機械的に理解できる形式で記述したデータ
FAQページよくある質問と回答をまとめたページ。FAQPageの構造化データもここで扱う
Organizationスキーマサイトを運営する組織の情報を伝える構造化データ
Knowledge Graphエンティティとその関係を構造化したデータベース。ナレッジパネルもここで扱う
強調スニペットGoogle検索結果の上部に表示される、直接回答の抜粋形式

よくある質問

Q リッチリザルトと構造化データの違いは何ですか?

A

構造化データは、ページの内容を機械が読める形式で書いたものです。リッチリザルトは、その構造化データをもとにGoogleが検索結果に出す表示形式です。

Q FAQのリッチリザルトは今も表示されますか?

A

表示されません。2023年8月に政府機関・健康関連のサイトに絞られ、2026年5月7日からはGoogle検索に表示されなくなりました。手順を示すリッチリザルトも、2023年9月に終わっています。

Q リッチリザルトの対象かどうかはどこで確認できますか?

A

GoogleのリッチリザルトテストにURLを入力すると、構造化データの実装状況と、リッチリザルトの対象かどうかを確認できます。サイト全体の状況は、Google Search Consoleのリッチリザルトのレポートで見られます。