Gemini(ジェミニ)とは|意味・読み方・AI Overviews・AI Modeとの違い
著者:喜多 陽平(Genview チームリーダー / 株式会社FID) 公開:2026-06-02
Gemini(ジェミニ)とは、Googleが展開する生成AIの名称・ブランドです。
英語表記:Gemini(読み方はジェミニ。アプリの旧名はBard)
「Gemini」という名前は、Google DeepMindが開発するAIモデル群と、それらのモデルを使って対話や生成を行うGeminiアプリの、両方の意味で使われています。
この言葉の基本
Geminiという言葉の読み方・提供元・使われ方(2026年9月時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表記 | Gemini |
| 読み方 | ジェミニ |
| 提供元 | Google(モデルの開発はGoogle DeepMind) |
| 最初の発表 | 2023年12月(モデルとして) |
| 指すもの | GoogleのAIモデル群と、それを使ったAIサービス(Geminiアプリ) |
| 旧名 | Bard(2024年2月8日にアプリの名前がGeminiに変わった) |
| 混同しやすい言葉 | AI Overviews、AI Mode、Google-Extended |
使えるモデルや機能は更新が続いているため、特定のモデル名は載せません。2026年9月時点で、日本はGeminiアプリの対応国・地域に含まれ、日本語にも対応しています。
Geminiという言葉が使われる文脈
「Gemini」が指す2つのもの
| 呼び方 | 主な意味 |
|---|---|
| Geminiモデル | Google DeepMindが開発するAIモデル群。Google検索のAI機能や開発者向けのAPIなどでも使われる |
| Geminiアプリ | Geminiモデルを使って、質問・文章作成・要約などを対話形式で行うアプリとWebサービス |
Googleは2023年12月にGeminiモデルを発表しました。テキスト・コード・音声・画像・動画を扱えるマルチモーダルなモデルで、当時の対話型AIのBardにも使われました。その後、2024年2月8日にBardはGeminiへ名称を変更しました。先にモデルが発表され、あとでサービスの名前がそろえられた順番です。
AI Overviews・AI Modeとの違い
Google検索のAI OverviewsとAI ModeはGemini系のモデルを使っていますが、Google検索の機能の名前で、Geminiアプリそのものではありません。
Gemini・AI Overviews・AI Modeの位置づけの違い
| 項目 | Gemini | AI Overviews | AI Mode |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | GoogleのAIモデル群、またはそれを使ったAIサービスの名称 | Google検索内のAI概要機能 | Google検索の対話型のAI検索 |
| 使う場所 | Geminiアプリ・Webサービスなど、Google検索の外でも使われる | 通常の検索結果の中 | 検索画面の「AI モード」から開く別の画面 |
Googleは2024年5月の発表で、AI OverviewsにはGoogle検索向けに調整したGeminiモデルを使うと説明しています。モデルの系統が同じでも、Geminiアプリの回答とAI Overviewsの内容が同じになるとは限りません。
似た言葉との関係
Grounding with Google Search
開発者向けのGemini APIには、Google検索で取得した情報を回答の生成に使うGrounding with Google Searchという機能があります。公式ドキュメントでは、モデルが質問を分析し、Google検索で回答を改善できると判断した場合に検索を行う、と説明されています。回答には、どの部分がどのURLにもとづくかを示す引用の情報が付きます。
Googlebot・Google-Extended
Googlebotは、Google検索などのためにWebページをクロールするGoogleのクローラーです。Google-Extendedは名前が似ていますが、独立したクローラーではありません。
Googleのクローラーの説明ページでは、Google-Extendedはrobots.txtで使う「product token(製品トークン)」とされています。Googleがクロールしたサイトのコンテンツを、将来のGeminiモデルの学習や、GeminiアプリとVertex AIでのGoogle検索によるGroundingに使ってよいかを、サイトの運営者が指定するためのものです。実際のクロールは、既存のGoogleのクローラーが行います。
GEO対策における位置づけ
GEO対策では、Geminiは、自社がAIの回答の中でどう扱われているかを確かめる対象のAIサービスの一つです。確かめる観点には、自社やブランドの名前が回答に出るか(言及)、自社について正しく説明されているか、比較やおすすめの質問で候補に挙がるか、どのWebサイトが参照されているかがあります。
Geminiアプリと、Google検索のAI Overviews・AI Modeは、回答の内容や参照先が同じになるとは限らないため、確かめる対象として分けて扱います。
Geminiとほかの主な生成AIの違いは、生成AIを比較|ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Grok・Copilotの違いで比べています。
よくある誤解
GeminiとAI Overviewsは同じもの
同じものではありません。Geminiアプリはユーザーが対話形式で使うAIサービスで、AI OverviewsはGoogle検索の機能です。AI OverviewsにもGeminiモデルが使われていますが、サービスとしては別に扱います。
GeminiはいつもGoogle検索をしてから回答している
必ずしもそうではありません。Google検索の情報を回答に使う場合はありますが、すべての回答がその場の検索をもとに作られているわけではありません。
Geminiに関連する用語
Geminiに関連する用語と、その意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| LLM | 言語を処理・生成する大規模言語モデル |
| Grounding | AIの回答を、外部の情報やデータなどの根拠に基づかせること |
| Retrieval | AIが回答の前に、質問に関連する情報を検索・取得する処理 |
| AIボットクロール | AIサービスのBotがWebコンテンツを自動取得する処理 |
| robots.txt | クローラーにアクセスの許可・拒否を伝えるテキストファイル |
よくある質問
Q Geminiは何と読みますか?
「ジェミニ」と読みます。Googleが展開する生成AIの名称・ブランドで、AIモデル群とGeminiアプリの両方を指します。
Q BardとGeminiはどういう関係ですか?
Bardは、Googleの対話型AIサービスの以前の名前です。2023年12月にGeminiモデルが発表され、2024年2月8日にBardの名前がGeminiに変わりました。
Q Google-ExtendedをDisallowすると、Google検索に表示されなくなりますか?
なりません。Googleは、Google-ExtendedはGoogle検索への掲載に影響せず、検索ランキングのシグナルとしても使わないと説明しています。