【実験】AIに推薦されたGenviewは、なぜ推薦されなくなったのか?
著者:喜多 陽平(Genview チームリーダー / 株式会社FID) 公開:2026-06-10
プレスリリースのあとAIに推薦されたGenviewは、自社サイトの更新を止めると、推薦されなくなりました。
AIに引用されるには何が必要か。私たちはGenviewを使って、Genview自身で意図的に検証しました。
この記事は、その実験記録です。
30秒でわかる結論
- プレスリリースを配信したあと、ChatGPT(ゲストモード)でGenviewが1位で推薦された
- 自社サイトの更新を最小限にしたまま観察を続けると、Genviewは徐々に推薦されなくなった
- その後コンテンツを整えてβ版V2として再リリースしたが、その後の推薦の変化は、この記事では報告していない
- 推薦が消えたのは、自社サイトの更新を止めていた期間。「PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える」と考えているが、原因は確かめていない
この記事で扱う範囲
実験前の仮説/実験の経緯(3つのフェーズ)/当時の見立て/β版V2で整えたこと/当時のGEOスコアの記録/この観察から言えないこと/正式版での変更(追記)
なぜこの実験をしたのか:外部の言及と内部のコンテンツの仮説
私は以前から、AIに継続的に引用されるためには、外部の言及と内部のコンテンツの両方が必要だと考えていました。
- 外部コンテンツ:プレスリリース・メディア掲載・外部サイトからの言及。AIがブランドを「存在するもの」として認識するきっかけになる。
- 内部コンテンツ:自社HP・用語集・コラムなどのコンテンツ整備。AIがブランドを「何者か」として理解し、継続的に引用するための基盤になる。
この仮説を、Genviewを使ってGenview自身で検証することにしました。実験の前に立てていた見通しは、次の3つです。
実験の経緯:β版V1からPR配信、更新を止めた期間まで
フェーズ1:2026年4月 β版V1リリース直後 → AIに引用されない
Genviewをβ版V1としてリリースした直後は、AIにほぼ引用されていませんでした。外部からの言及がなく、AIがGenviewを認識するための情報が存在していなかったためだと考えています。
フェーズ2:2026年5月11日 PRタイムズ配信 → AIに引用される
PRタイムズでプレスリリースを配信しました。朝日新聞デジタル・東洋経済オンライン・TBS NEWS DIG・PRESIDENT Online・NewsPicks・テレビ東京ほか、合計24媒体に転載いただきました。仮説どおり、PR配信後にAIからの引用が確認できました。
フェーズ3:外部だけで引用は続くのか試した
外部の言及だけでAIへの引用が続くのかを確かめるため、PRリリースのあとは、あえてHPの更新を最小限に抑えました。用語集もコラムも作らず、LP中心の状態を保ったまま経過を観察しました。
数週間〜1か月ほど観察した結果、Genviewは徐々に引用されなくなりました。
PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える(当時の見立て)
Genviewは、PR配信のあとにはAIに推薦されるようになりました。しかし、内部コンテンツを増やさない状態を続けると、その推薦は消えていきました。
PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える。
プレスリリースは、AIにブランドを認識させるきっかけです。その認識を定着させ、継続的に引用される状態を作るには、自社HPとコンテンツの整備が要る。外部と内部のどちらが欠けても、AIへの継続的な引用は難しい。これが、この経過を見た当時の私たちの見立てです。推薦が消えた原因がコンテンツにあったのかどうかまでは、この実験では確かめていません。
β版V2リリース:内部の基盤を整えた
この実験を踏まえ、2026年6月9日に、Genviewの改善提案に従って、GEO対策に関するノウハウ記事・用語集・実験コラムを大量に制作・整備しました。トップページも刷新し、信頼性の強化(E-E-A-T証拠入力)も終えて、β版V2として再リリースしました。この整備作業自体が、Genviewの改善提案を実践した最初の記録でもあります。
当時のGEOスコア(2026年6月8日時点)
注意:これは過去の評価方式によるスコアです
以下のスコアは2026年6月8日時点、β版における「0〜100点の単一スコア」方式での計測データです。2026年8月1日の正式版移行にともない、この単一スコア方式は廃止され、現在は「ブランド認識改善」「クエリ改善」という2軸で認識状態を可視化する方式に変わっています。以下は当時の実験記録として、書き換えずに残しています。最新の状況は本記事末尾の追記をご覧ください。
2026年6月8日時点のスコアです。β版V2リリース直前の計測値になります。
AIごとのスコアと言及率(2026年6月8日時点・β版当時の方式)
| AIプラットフォーム | スコア(β版当時の方式) | 言及率 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 26点 | 37.04% |
| Gemini | 31点 | 51.85% |
| Claude | 32点 | 44.44% |
| Perplexity | 42点 | 52.94% |
| Grok | 29点 | 40.74% |
当時のGenviewでは、総合得点・競合比較スコア・引用スコアの3つを追っていました。このスコアがどう変化していくのか、そこからAIの反応がどう変わるのかを、引き続き追っていきました。
外部の基盤はある。内部も整えた。条件はそろった。ここから本当にAIが再びGenviewを引用し始めるのかを観察する——というのが、当時のこの記事の結びでした。
これから追うこと(当時の見立て)
もし私たちの仮説が正しければ、ここから数週間〜数か月の間にAIの回答は再び変化し始めるはずだ、というのが当時の見立てでした。
GEO対策でよくある失敗は、GEO対策でやってはいけないこと10選|よくある失敗とGoogle公式の考え方にまとめています。
この観察から言えること・言えないこと
この観察で言えること
2026年5月11日のPR配信のあと、ChatGPT(ゲストモード)でGenviewが1位で推薦された。その後、自社HPの更新を最小限にしていた期間に、Genviewは出てこなくなった。
この観察では言えないこと
推薦が消えた原因(コンテンツがなかったためか、ほかの理由か)は確かめていない。Genview 1社の経過で、ほかの会社にも同じことが起きるかは分からない。β版V2のあとに推薦が戻ったかは、この記事では報告していない。
追記(2026年8月6日):正式版での変更
この実験から約2か月後、2026年8月1日にGenviewは正式版としての提供を始めました。正式版リリースのプレスリリースで発表したとおり、この実験を含むベータ期間中のフィードバックをもとに、評価の考え方・主要機能・料金体系を全面的に見直しています。
この記事で扱ってきた「単一のGEOスコア(0〜100点)」という評価方式そのものが、正式版では廃止されました。代わりに、「ブランド認識改善」(AIが自社ブランドをどう認識しているか)と「クエリ改善」(登録クエリごとの言及数・参照数・登録URL参照数)という2軸で、認識状態をより具体的に可視化する設計に刷新されています。ベータ版で提供していたリアルタイムスコア確認機能「Now Score」も終了しました。
料金プランも、ベータ期間中のFree・Standard・Proという3プラン制から、Base1プラン+オプション制(月額¥60,000・税抜、初回14日間無料トライアル)に統合されています。
この実験が示した「外部言及と内部コンテンツの両方が必要」という仮説自体は、評価方式が変わっても変わりません。
この実験自体の続報——正式版の新しい指標でGenviewが今どう評価されているか——は、別の記事で改めて記録する予定です。
よくある質問
Q AIに推薦されたGenviewは、なぜ推薦されなくなったのですか?
推薦が見られなくなったのは、2026年5月のPR配信のあと、自社HPの更新を最小限にしていた期間です。弊社では「PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える」と考えていますが、原因がコンテンツにあったのかどうかは、この実験では確かめていません。
Q プレスリリースを出すと、AIに推薦されますか?
Genviewでは、PRタイムズで配信したプレスリリースが24媒体に転載されたあと、ChatGPT(ゲストモード)で1位に推薦されました。これはGenview 1社の経過で、プレスリリースを出せば推薦されるとまでは言えません。推薦は、その後の数週間〜1か月で見られなくなっています。
Q 記事にあるGEOスコアは、今のGenviewでも見られますか?
見られません。0〜100点の単一のGEOスコアは、2026年8月1日の正式版への移行で廃止されました。記事のスコアは、β版当時の実験記録として残しているものです。
まとめ:Genviewの推薦は、自社サイトの更新を止めていた期間に消えた
PR配信のあと、ChatGPT(ゲストモード)でGenviewは1位で推薦されました。外部の言及だけで推薦が続くかを見るために自社HPの更新を最小限にしていた期間に、その推薦は見られなくなりました。
この記事の答え
推薦が消えたのは、自社サイトの更新を止めていた期間です。「PRで得た認知は、コンテンツがなければ消える」が当時からの私たちの見立てで、原因はこの実験では確かめていません。