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ChatGPTだけ見て安心していませんか?AI検索で自社が紹介されているか確認する方法

コラム 2026-06-24
著者:喜多 陽平 / Kita Yohei

「ChatGPTで自社名を検索したら出てきた。だから大丈夫」

そう判断してしまう企業は多いです。でも実際には、ChatGPTでは出るがGeminiでは出ない、Perplexityでは競合だけ出る、Claudeでは古い説明をされる、Grokではそもそも認識されていない、ということが普通に起きます。

AI検索で自社が紹介されているかを確認するには、1つのAI・1つの質問だけでは足りません。5つのAIはそれぞれ異なるデータソースを参照し、異なるロジックで回答を生成しているからです。

ほとんどの企業が間違えている確認方法

AI検索の確認を「自社名で検索して出るかどうか」で判断している企業は多いです。しかしこれは、GEO対策の確認としては不十分です。

AIに相談するユーザーの多くは、まだ自社の名前を知りません。「おすすめを教えて」「どのツールがいいか」という非指名クエリから始まります。自社名だけを確認していても、その場面が見えていないのです。

確認として弱い例 確認として良い例
○○とは? GEO対策ツールを教えて
○○の評判は? BtoB向けのAI検索対策ツールは?
○○の料金は? AI検索で自社が紹介されているか確認する方法は?
○○ おすすめ 比較 SEOは強いのにAI検索で出てこない理由は?

自社名で出るかではなく、自社を知らない人の相談で候補に入るかを見る。この視点を持ったうえで、各AIの確認に進みます。

ChatGPTで確認する方法

ChatGPTは生成AIの中でも利用者数・利用頻度が大きく、まず確認すべき最重要プラットフォームです。

見るポイント

  • 自社名が出るか(非指名クエリで)
  • 競合と並んで紹介されるか
  • 説明が正しいか(古い情報・誤情報が混ざっていないか)
  • どの文脈・クエリで紹介されるか

注意点

  • Web検索ON/OFFで結果が大きく変わる
  • ログイン状態・履歴・地域・時間によって回答が変わる
  • 同じ質問を複数回聞かないと再現性が分からない

SparkToroとGumshoe.aiが2026年1月に発表した調査では、ChatGPTが同じプロンプトに対して同じブランド推薦リストを返す確率は1%未満であることが示されています。Passionfruitはこの調査を引用し「個別の回答はノイズが多く、30〜60日間のトレンドで見ることが重要だ」と述べています。

1回聞いて出なかったからといって落ち込む必要はありません。ただ、10回聞いても出ないなら、それはかなり重要なサインです。

Geminiで確認する方法

GeminiはGoogleの検索インデックスおよびKnowledge Graphと深く統合されています。Google検索で強いページがAI回答にも反映されやすいという特性があります。

Targetlyticsは「OrganizationスキーマやGoogle Knowledge Panelが整備されていないと、GeminiはブランドのEntityを正確に処理できず、あいまいなシグナルとして扱われる」と指摘しています。構造化データ・FAQ・外部言及が特に影響しやすいプラットフォームです。

SEOで強い会社ほど「Googleで上位なのにGeminiで出ない」という違和感を持ちやすい。Google検索とGemini回答は別物という前提で確認することが重要です。

Claudeで確認する方法

Claudeは、比較的まとまった説明や概念整理に強いAIです。「出るか出ないか」だけでなく、「どう説明されるか」の確認に向いています。

最新サービスや新しい情報はトレーニングデータに含まれていない可能性があります。「何の会社か」「誰向けか」が曖昧だと、回答も曖昧になります。指名クエリより、説明の正確性を見る方が重要なプラットフォームです。

正しいカテゴリで、正しい強みとともに、正しい対象ユーザー向けに説明されているかを確認します。

Perplexityで確認する方法

PerplexityはWebをリアルタイムでクロールし、回答ごとに必ずインライン引用を表示します。主要AIの中でも、引用元や参照ページを確認しやすく、GA4上の参照トラフィックとして見える場合もあるプラットフォームです。

外部メディア・比較記事・PR記事の影響が見えやすいため、「AIがどの情報源を参照しているか」を確認しやすい。競合がどの引用元で出ているかを見ることが、改善の手がかりになります。Passionfruitは「ChatGPTで60%の出現率を持つブランドが、Perplexityでは15%しか出ない場合がある」と述べており、各プラットフォームを個別に確認する必要があります。

Grokで確認する方法

GrokはX(旧Twitter)のデータと連動しており、SNS上の言及・投稿・トレンドが回答に強く反映されます。他のAIとは異なるリアルタイム性とSNS文脈を持ちます。

SNSで話題になっていないサービスは出づらく、逆にSNSで言及が増えたタイミングで急に出現するケースもあります。Webサイトよりも「SNS上でどう語られているか」を見るためのAIとして考えると分かりやすい。ネガティブな投稿の影響も同様に反映されるため、その点も確認しておく価値があります。

5AIで見るべき共通チェック項目

AIごとに特性は異なりますが、確認すべき基本項目は共通しています。

チェック項目 見る理由
自社が出るか(非指名クエリで) AIに認識されているか
競合と並ぶか 比較候補に入っているか
説明が正しいか 誤認識・古い情報がないか
強みが伝わるか 差別化できているか
引用元は何か どの情報源が使われているか
何度聞いても出るか 再現性があるか

Technology.orgは「あるプラットフォームで見えているブランドが、別のプラットフォームでは見えていないことがある。マルチプラットフォームでの把握が、より現実に近いAI検索上の存在感を示す」と述べています。

手動確認の限界

ここまで説明してきた確認は、手動でも可能です。5つのAIをそれぞれ開き、指名・非指名のクエリを複数投げ、回答を記録する。1回の確認なら、それで十分です。

ただし、毎月継続してやるとなると、かなり大変です。

仮に5AI × 30クエリ × 月1回で確認しようとすると、150の回答を確認する必要があります。さらに競合比較まで行うと、その数は数百回答になります。回答の記録・差分の確認・誤認識の検出まで含めると、これだけで相当な工数がかかります。

  • 5AIを個別に開く
  • ToFu・MoFu・BoFuで質問を分ける
  • 指名・非指名を分ける
  • 回答を記録する
  • 競合の出現回数も見る
  • 前月との差分を見る
  • 誤認識やネガティブ表現も確認する

1回確認するだけなら手動でもできます。毎月追うなら、ツール化しないとほぼ無理です。

Genviewなら5AIをまとめて確認できる

GenviewではChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Grokの5AIを横断して、自社がどう紹介されているかを確認できます。

  • AI別のGEOスコア
  • クエリ別の引用状況
  • 適合・誤認識・言及なしの分類
  • 競合との比較
  • スコアの推移
  • 改善提案

AI検索で自社が紹介されているかは、1回聞いて終わりではありません。継続的に観測して、改善して、また測る。その運用を現実的にするための機能です。

GenviewのGEOスコアと計測機能

まとめ

  • 「自社名で検索して出た」は確認として不十分。非指名クエリで候補に入るかを見る
  • ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity・Grokでは回答の傾向と参照データが違う
  • 1つのAIだけで判断すると見誤る
  • 見るべきは「出るか」だけでなく、説明の正確性・競合比較・引用元・再現性
  • 5AI × 30クエリで月150回答以上の確認が必要になる。継続運用には限界がある
  • Genviewでは5AIを横断して、AI上での自社の見られ方を継続的に確認できる

参考文献

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