著者:吉田 清登(株式会社FID CMO / Genview PM) 公開:2026-08-10

保険でも、Google検索で上位にいるサイトの半分以上は、AIの回答に引用されていませんでした。

保険の30問で、Google検索の上位10位に出たサイトと、ChatGPT・Geminiの引用元を1つずつ突き合わせました(2026年8月10日)。

この記事の「登場」は、AIの回答に付いた引用URLのことです。回答本文に社名が出たか(言及)は数えていません。

AIに引用された

48.9%

ChatGPT

9.2%

Gemini

46.5%

この記事は「Google検索の上位10位のサイトは、AIの回答でどれだけ登場(引用)されるのか?」の保険編です。あちらは15業界の割合を、こちらは保険で実際にどのサイトが引用され、どのサイトが引用されなかったのかを、社名で見ていきます。

15業界全体では、Google上位10位のサイトのうちAIにも引用されたのは43.6%でした。では保険では、具体的にどこが引用され、どこが引用されなかったのか。

保険の30問について、Google検索の上位10位とAIの引用元を、1つずつ突き合わせました。

30秒でわかる結論

  • 保険のGoogle上位10位に出たサイトのうち、AIにも引用されたのは48.9%だった
  • ChatGPTに限ると9.2%。11件中1件ほどしかない
  • 逆に、AIが引用したサイトの67.0%は、SEO上位11位以下だった
  • ほけんの窓口は、上位10位にいた17問のうち13問でAIにも引用された
  • 同じサイトでも、質問によって「引用された」「されなかった」が入れ替わる。見るべき単位は質問そのもの

{LSC}

引用されたサイト・されなかったサイトの社名/サイトの種類別・質問の型別の割合/保険の比較・相談サイト/1問の掘り下げ/自社で確かめる手順/この調査から言えないこと

保険のGoogle上位サイトのうち、AIにも引用されたのは48.9%だった

保険の30問で、Google検索の上位10位に出たサイトを数えると284件でした(質問×サイト)。そのうち、同じ質問でChatGPTまたはGeminiにも引用されたのは139件です。

保険30問・SEO上位10位に出たサイトのうち、AIにも引用された件数と割合

件数 割合
SEO上位10位に出た 284件 ―
AIにも引用された 139件 48.9%
引用されなかった 145件 51.1%

AI別(分母は同じ284件)

AI AIにも引用された 割合
ChatGPT 26件 9.2%
Gemini 132件 46.5%

15業界全体では43.6%でした。保険はそれより高く、半分に近い値です。ただしChatGPTは9.2%、およそ11件に1件です。

次に、逆向きで調べてみました。AIが引用したサイトのほうを数えます。

保険の30問で、ChatGPTとGeminiが引用したサイトは、合計421件でした(質問×サイト)。そのうち、同じ質問のSEO上位10位以内にいたのは139件、11位以下は282件です。

保険30問・AIが引用したサイトのうち、SEO上位10位以内にいた件数と割合

件数 割合
AIが引用したサイト 421件 ―
SEO上位10位以内にいた 139件 33.0%
SEO上位11位以下だった 282件 67.0%

AIが引用したサイトの3分の2は、SEO上位10位の外にありました。

*1 Geminiの引用には、行き先が隠れた転送用のURL(vertexaisearch.cloud.google.com)が2件ありました。どのサイトか特定できないため、合計から外しています。

*2 逆向き記事の保険の数字(ChatGPT 20.8%/Gemini 30.8%)は、引用URLの件数で数えているため、この表の割合とは一致しません。

*3 30問のうち5問では、Geminiが回答に引用を1件も付けていませんでした(そのうち1問は、ChatGPTも引用なし)。この5問では、上位10位のサイトがすべて「引用されなかった」に数えられています。

実務で使うなら、「上位にいる」と「AIに出ている」は別々に確かめることです。

保険でGoogle上位を取っているサイトでも、半分強はAIの回答に出てきません。ChatGPTに限れば11件に1件です。

そしてAIは、Google検索の上位10位に入っていないサイトを、入っているサイトの約2倍引用しています。 検索順位だけを見ていると気づかない相手が、AIの回答には並んでいる、ということです。

保険では、比較サイトの56.0%がAIにも引用された

Google上位10位に出たサイトを、種類ごとに分けて数えました。15業界全体の数字も並べます。

保険30問・サイトの種類別、SEO上位10位に出たサイトのうちAIにも引用された割合

サイトの種類 上位10位に出た AIにも引用された 割合 15業界全体
比較サイト 84件 47件 56.0% 44.7%
公式サイト 142件 69件 48.6% 48.0%
メディア 36件 13件 36.1% 35.4%
アフィリエイトサイト 12件 4件 33.3% 31.5%

* 質問によって種類の分類が割れたサイト(10件)は、この表から外しています。アフィリエイトサイトは12件と少ないため、割合は振れやすい値です。この調査では、ほけんの窓口や価格.comの保険比較のような、保険の比較・相談サイトを比較サイトに分類しています。

保険では、比較サイトが最も多くAIに引用されました。 56.0%で、15業界全体の44.7%より10ポイント以上高い値です。

公式サイトは48.6%で、15業界全体(48.0%)とほぼ同じでした。メディアとアフィリエイトサイトも、15業界全体とほとんど変わりません。

実務で使うなら、保険では、比較・相談サイトの中の自社を見ることから始めることです。 上位10位に出た比較サイトの半分以上が、AIにも引用されています。そこに自社の商品がどう載っているかは、自社サイトを見ても分かりません。

保険では、「比較」と「定義・使い方」の質問で、SEO上位のサイトの5割以上がAIにも引用された

30問は、5つの型で6問ずつ作っています。型ごとに、SEO上位10位に出たサイトのうちAIにも引用された割合を出しました。15業界全体の数字も並べます。

保険30問・質問の型別、SEO上位10位に出たサイトのうちAIにも引用された割合

質問の型 上位10位に出た AIにも引用された 割合 15業界全体
比較・違い 59件 33件 55.9% 45.7%
定義・使い方 56件 29件 51.8% 38.9%
おすすめ・候補選定 55件 28件 50.9% 48.6%
選び方・判断基準 56件 27件 48.2% 43.0%
悩み・トラブル 58件 22件 37.9% 42.0%

「比較」と「定義・使い方」の質問では、5割以上がAIにも引用されました。 「定義・使い方」は、15業界全体より13ポイント高い値です。高額療養費制度や先進医療特約など、制度や仕組みを聞く質問が並ぶ型です。

「悩み」の質問は37.9%で、15業界全体(42.0%)を下回りました。

Geminiが引用を付けなかった5問は、5つの型に1問ずつ入っていました。どの型も同じように下がっているので、「悩み」だけが低い理由にはなりません。

ただし、1つの型は6問・55件前後です。1問で数件動けば、割合も数ポイント動きます。

実務で使うなら、保険では「〇〇と〇〇は何が違う?」「〇〇は付けた方がいい?」の質問から確かめ始めるのが分かりやすいです。 検索の上位10位とAIの引用が最も重なった型です。ここで上位にいるのにAIに出ていなければ、検索順位とAIの引用のずれがはっきり見えます。

ほけんの窓口は、上位10位にいた17問のうち13問でAIにも引用された

SEO上位10位にいて、同じ質問でAIにも引用されたサイトは、68サイト・139件でした。複数の質問で引用されたサイトを並べます。

保険30問・SEO上位10位にいて、AIにも引用されたサイト(引用された質問の数が多い順)

質問の数 サイト 種類
13問 ほけんの窓口 比較サイト
9問 価格.com 保険 比較サイト
7問 ナビナビ保険 比較サイト
6問 太陽生命 公式サイト
6問 生命保険文化センター 公式サイト
5問 はなさく生命 公式サイト
4問 楽天生命 公式サイト
4問 ライフィ 比較サイト
4問 明治安田生命 公式サイト

保険の比較・相談サイトと、生命保険文化センターにしぼって、上位10位にいなかった質問も含めて数え直しました。

保険30問・比較・相談サイトなどごとの、SEO上位10位にいた質問の数とAIに引用された質問の数

サイト 種類 SEO上位10位にいた質問 AIに引用された質問 うち、上位10位にもいた質問
ほけんの窓口 比較サイト 17問 17問 13問
価格.com 保険 比較サイト 12問 13問 9問
ナビナビ保険 比較サイト 9問 13問 7問
ほけんのコスパ 公式サイト 11問 2問 2問
生命保険文化センター 公式サイト 6問 12問 6問

ほけんの窓口は、上位10位にいた17問のうち13問でAIにも引用されました。 引用されなかった4問のうち3問は、Geminiが引用を付けなかった質問です。

生命保険文化センターは、上位10位にいた6問すべてでAIにも引用されました。 上位10位の外からも6問で引用されています。

一方、ほけんのコスパは、上位10位に11問出ていましたが、AIに引用されたのは2問でした。 比較・相談を掲げるサイトでも、結果は大きく分かれました。

実務で使うなら、自社の重要な質問で、ほけんの窓口・価格.com・ナビナビ保険が引用されているかを見ることです。 引用されていれば、そのページに自社の商品が載っているか、どう書かれているかを確かめます。AIが繰り返し読んでいるページの中の自社の扱いは、自社サイトを見ても分かりません。

SEO上位にいたのにAIに引用されなかった145件のうち、半分は公式サイトだった

SEO上位10位にいたのに、同じ質問でAIに引用されなかったサイトは、87サイト・145件でした。

保険30問・SEO上位10位にいたのに、AIに引用されなかったサイト(質問の数が多い順)

質問の数 サイト 種類
9問 ほけんのコスパ 公式サイト
6問 楽天生命 公式サイト
5問 ニッセン生命 公式サイト
4問 くらべる保険なび 比較サイト
4問 東京海上日動あんしん生命 公式サイト
4問 はなさく生命 公式サイト
4問 明治安田生命 公式サイト
4問 ほけんの窓口 比較サイト
4問 第一ネオ生命 公式サイト

145件のうち73件、半分が公式サイトでした。 楽天生命は10問で上位10位にいましたが、そのうち6問ではAIに引用されていません。

実務で使うなら、「検索では上位なのに、AIでは出ていない質問」を先に探すことです。 SEOの成果が出ているぶん、AIで出ていないことに気づきにくい場所です。

はなさく生命やライフネット生命は、上位の外から7問でAIに引用された

SEO上位10位にいないのに、同じ質問でAIが引用したサイトは、151サイト・282件でした。

保険30問・SEO上位10位にいないのに、AIが引用したサイト(質問の数が多い順)

質問の数 サイト
7問 はなさく生命
7問 ライフネット生命
7問 フコク生命
6問 アフラック
6問 第一ネオ生命
6問 アクサ生命
6問 FWD生命
6問 第一生命
6問 生命保険文化センター
6問 ナビナビ保険
6問 YouTube

上位10位の外から多く引用されたのは、保険会社の公式サイトでした。 はなさく生命・ライフネット生命・フコク生命が7問ずつ、アフラック・第一ネオ生命・アクサ生命・FWD生命・第一生命が6問ずつです。

アクサ生命は、上位10位にいたのは1問だけでしたが、AIには7問で引用されています。

実務で使うなら、検索で上位10位に入っていない質問も、AIの回答は確かめることです。 保険では、上位10位の外にある保険会社の公式サイトがAIの回答に並んでいます。競合がそうなっている可能性もあります。

ほけんの窓口でも、上位にいたのに引用されなかった質問が4問あった

ここまでの表には、同じサイトが何度も出てきました。ほけんの窓口を例に、どの質問でどうなったかを並べます。30問のうち、ほけんの窓口がGoogle上位10位にいたか、AIに引用されたかのどちらかに当てはまったのは21問で、そのうち13問は、上位10位にいてAIにも引用された質問です。残りの8問を並べます。

ほけんの窓口の21問のうち、「上位にいて、AIにも引用」以外になった8問

質問 Google上位10位 AIの引用
掛け捨て型と貯蓄型の生命保険はどっちがいい? いた されなかった
会社員でも医療保険に入った方がいい? いた されなかった
先進医療特約は付けた方がいい? いた されなかった
医療保険の入院日額はいくらあれば十分? いた されなかった
終身保険と定期保険は何が違う? いない された
ネット保険と対面型の保険はどっちがいい? いない された
住宅を購入したら生命保険は見直した方がいい? いない された
高額療養費制度があれば医療保険はいらない? いない された

* 「引用されなかった」4問のうち、上の3問は、Geminiが回答に引用を1件も付けなかった質問です。

上位10位にいたのに引用されなかった4問のうち、3問はGeminiが引用を付けなかった質問でした。 残りの1問(入院日額)では、ほかのサイトが引用されています。反対に、上位10位にいなかった4問では、AIに引用されました。

ほかのサイトも同じでした。質問ごとの結果を、件数で並べます。

保険30問・同じサイトが、質問によってどの結果になったか(質問の数)

サイト 上位にいて、AIにも引用 上位にいたのに、引用されず 上位にいないのに、AIが引用
ほけんの窓口 13問 4問 4問
価格.com 保険 9問 3問 4問
ナビナビ保険 7問 2問 6問
はなさく生命 5問 4問 7問
楽天生命 4問 6問 5問

保険で、この3つのうち2つ以上に当てはまったサイトは68サイト、3つすべてに当てはまったサイトは31サイトありました。

実務で使うなら、「このサイトはAIに強い」「弱い」とは言えない、ということです。 17問で引用されたほけんの窓口でも、質問によって結果が入れ替わります。自社の立ち位置も、質問ごとに違うはずです。見るべき単位は、会社ではなく質問です。

「保険に入りすぎているかどうかはどう判断する?」では、上位10位のうち7サイトが外れ、上位の外から公的な団体のページが引用された

1問を掘り下げます。

「保険に入りすぎているかどうかはどう判断する?」のGoogle上位10位と、AIに引用されたか

順位 サイト 種類 AIに引用された
1位 保険市場 公式サイト ×
2位 家計屋本舗 アフィリエイトサイト ×
3位 マネーキャリア メディア ○
4位 ダイヤモンド・オンライン メディア ×
5位 ファイナンシャルフィールド メディア ×
6位 東洋経済オンライン メディア ○
7位 このほけん メディア ×
8位 保険Smile メディア ×
9位 リアほ 公式サイト ×
10位 三井住友銀行 公式サイト ○

上位10位のうち、AIにも引用されたのはマネーキャリア・東洋経済オンライン・三井住友銀行の3サイトで、残りの7サイトは引用されませんでした。

一方、AIはこの1問で、上位10位にいないサイトを23件引用しています。その中に、政府広報オンライン、生命保険文化センター、生命保険協会、知るぽると(金融広報中央委員会)といった公的な団体のページが入っていました。 ほかに、はなさく生命・ライフネット生命・フコク生命・第一生命などの保険会社や、All About、YouTubeも引用されていました。

AI別に見ると、Geminiは27件引用して上位10位は3件、ChatGPTは1件引用して、それが上位10位のサイトでした。

実務で使うなら、「自分に合っているか」を聞く質問では、公的な団体の説明と並べて読まれることを前提にすることです。 この1問では、上位にいた比較・メディアのページの多くが外れ、公的な団体や保険会社のページが引用されました。自社が見直しや相談を扱っていても、その説明はAIの回答の中で公的な団体の説明と並びます。

保険会社が、自社の質問で確かめる手順

ここまでの結果を、自社で確かめる手順にしました。この記事と同じやり方です。

  1. 1

    質問を10〜20本選ぶ。

    自社の商品が答えになりうる質問を、5つの型(おすすめ/比較・違い/選び方/悩み/定義・使い方)から偏らないように選びます。保険では型によって割合が違ったため、1つの型に寄せると結果も寄ります。

  2. 2

    質問ごとに、Google上位10位と、ChatGPT・Geminiの引用元を記録する。

    同じ日に記録します。ChatGPTとGeminiは分けて記録します。保険では、上位10位のサイトを引用した割合が、Geminiは46.5%、ChatGPTは9.2%と大きく違ったためです。AIが引用を1件も付けない回答もあるので、そのときは「引用なし」と記録します。

  3. 3

    自社サイトを、質問ごとに4つの立ち位置に分ける。

SEO上位10位とAIの引用で分けた、4つの立ち位置(保険30問の件数)

立ち位置 SEO上位10位 AIの引用 保険30問では
① 両方に出ている いた された 139件
② 上位なのに、AIに出ていない いた されなかった 145件
③ 上位外なのに、AIに出ている いない された 282件
④ どちらにも出ていない いない されなかった (数えていない)
  1. 4

    ②から見る。

    保険では145件あり、半分が公式サイトでした。SEOの成果が出ているぶん、AIで出ていないことに気づきにくい場所です。次に③を見ます。はなさく生命やアクサ生命のように、上位にいなくてもAIには引用されている質問があります。自社でなく競合が③にいることもあります。

あわせて、比較・相談サイトの中の自社を見る。 ほけんの窓口・価格.com・ナビナビ保険が引用されている質問では、そのページに自社の商品が載っているか、どう書かれているかを確かめます。

なお、この記事の数字は1回の観測です。自社で見るときも、1回で決めずに、日を変えて何度か見ることをおすすめします。

保険30問の調査から言えること(Q&A)

Q1. ほけんの窓口や価格.comに載っていれば、AIにも出てきますか?

載っていれば出る、とは言えない結果でした。

たしかに、ほけんの窓口は30問のうち17問で、価格.comの保険比較は13問で、AIに引用されていました。ただし、この調査で数えたのはドメインまでです。引用されたのが、どの保険会社の、どの商品のページかまでは数えていません。

また、同じように比較・相談を掲げるサイトでも、ほけんのコスパは上位10位に11問出ていたのに、AIに引用されたのは2問でした。

自社の商品が、比較・相談サイトのページとしてAIに引用されているかは、質問ごとに、引用されたURLを開いて確かめるしかありません。 はなさく生命やアクサ生命のように、保険会社の公式サイトそのものが上位の外から引用されている質問もあります。

親記事・逆向き記事との関係

この記事は、同じ450問の調査を保険に絞って、社名まで見たものです。

同じ450問の調査から書いた3本の記事と、それぞれが見ているもの

記事 見ているもの
Google検索の上位10位のサイトは、AIの回答でどれだけ登場(引用)されるのか? 15業界の割合。サイトの種類別
AIの回答に登場(引用)したサイトは、Google検索の上位10位に表示されていたのか? 同じデータを、AIの引用を起点に数えたもの
この記事 保険で、実際にどのサイトが引用され、どのサイトが引用されなかったか

保険30問の調査から言えないこと

  • ほけんの窓口やほけんのコスパが、AIに強い・弱い、とは言えません。 30問・1回の観測です。同じサイトでも質問によって結果が入れ替わっています
  • SEO上位にいたから引用された、とは言えません。 同じ時期に観測した2つの集合の重なりを数えたもので、因果は検証していません
  • 引用されなかった理由は分かりません。 ページの内容、質問、取得した時点など、ほかの条件をそろえた分析ではありません
  • Geminiが引用を付けなかった理由も分かりません。 5問でGeminiの回答に引用がありませんでしたが、なぜかは調べていません
  • 比較・相談サイトのどのページが引用されたかは数えていません。 数えたのはドメインまでです
  • 引用と、言及・推薦は別です。 URLが引用されていても、回答本文に社名が出ているとは限りません
  • 2026年8月時点の結果です。 AIの回答は変わるので、いまも同じ結果になるとは限りません

観測条件

  • 質問(クエリ):保険の30問。おすすめ・候補選定/比較・違い/選び方・判断基準/悩み・トラブル/定義・使い方の5つの型で、6問ずつ作りました(15業界すべてで同じ構成)。全文は下の一覧に載せています
  • 観測日:2026年8月10日(AIの回答とGoogle検索の上位10位を、同じ日に取得)
  • 観測回数:1回。30問 × 2つのAI = 60回答。Google検索は30問 × 上位10位
  • 対象AI:ChatGPT/Gemini(どちらもWeb版。モデル名は記録していません)
  • 取得方法:AIの回答は、Genview の管理画面から書き出したCSVです。Google検索の上位10位は、パソコンのChromeのシークレットウィンドウで、東京から検索して記録しました
  • 集計の基準:単位は「質問×サイト」です。サイトはドメインで分けていますが、サブドメインは、元のデータのまま別のサイトとして数えています。同じサイトが10個の質問で上位10位に出ていれば、10件として数えます。同じ質問でChatGPTまたはGeminiのどちらかに引用されていれば「引用あり」としました。同じ回答の中で同じサイトは1件として数えます。AIが引用を1件も付けなかった回答は、「引用0件」として数えています
  • 辞書の時点:この記事は引用(どのサイトを見たか)だけを数えているため、社名の辞書は使っていません
  • この記事で数えていないもの:Geminiの転送用URL(vertexaisearch.cloud.google.com)2件は、行き先のサイトが特定できないため数えていません。回答本文に社名が出たか(言及)と、推薦されたかどうかも数えていません。サイトの種類別の表では、質問によって分類が割れた10件を除いています

同じ条件でもう一度観測しても、数字は一致しません。AIの回答は1回ごとに変わり、同じ日に3分あけて聞き直しても、引用元の重なりは4割前後でした(法律事務所・2026年9月13日)。

集め方や数え方の詳しい説明は、調査方法にまとめています。

この調査で使った保険の30問(クリックで開きます)
No. 質問の型 質問
1 おすすめ・候補選定 30代の子育て世帯におすすめの生命保険は?
2 おすすめ・候補選定 一人暮らしの人におすすめの医療保険は?
3 おすすめ・候補選定 40代から入るならどんな医療保険がおすすめ?
4 おすすめ・候補選定 女性向けの医療保険でおすすめは?
5 おすすめ・候補選定 持病がある人でも入りやすい医療保険は?
6 おすすめ・候補選定 車にあまり乗らない人におすすめの自動車保険は?
7 比較・違い 掛け捨て型と貯蓄型の生命保険はどっちがいい?
8 比較・違い 終身保険と定期保険は何が違う?
9 比較・違い 医療保険とがん保険は両方入った方がいい?
10 比較・違い ネット保険と対面型の保険はどっちがいい?
11 比較・違い 自動車保険はネット型と代理店型で何が違う?
12 比較・違い 生命保険と収入保障保険は何が違う?
13 選び方・判断基準 生命保険は何を基準に選べばいい?
14 選び方・判断基準 医療保険は入院給付金以外に何を見て選べばいい?
15 選び方・判断基準 がん保険はどんな保障内容を確認して選べばいい?
16 選び方・判断基準 自動車保険は保険料以外に何を比較すればいい?
17 選び方・判断基準 保険の保障額はいくらにすればいい?
18 選び方・判断基準 保険相談サービスは何を基準に選べばいい?
19 悩み・トラブル 生命保険は何歳から入った方がいい?
20 悩み・トラブル 結婚したら保険は見直した方がいい?
21 悩み・トラブル 子どもが生まれたら生命保険はいくら必要?
22 悩み・トラブル 会社員でも医療保険に入った方がいい?
23 悩み・トラブル 保険に入りすぎているかどうかはどう判断する?
24 悩み・トラブル 住宅を購入したら生命保険は見直した方がいい?
25 定義・使い方 高額療養費制度があれば医療保険はいらない?
26 定義・使い方 先進医療特約は付けた方がいい?
27 定義・使い方 医療保険の入院日額はいくらあれば十分?
28 定義・使い方 生命保険の保険料は掛け捨てだともったいない?
29 定義・使い方 保険の告知義務ではどこまで伝える必要がある?
30 定義・使い方 保険を途中で解約するとどんなデメリットがある?

よくある質問

Q 保険のGoogle上位サイトは、AIにも引用されますか?

A

保険の30問では、Google上位10位に出たサイトのうち、同じ質問でChatGPTまたはGeminiにも引用されたのは48.9%でした。AI別では、Geminiが46.5%、ChatGPTが9.2%です。上位にいれば引用される、という関係ではありません。

Q ChatGPTとGeminiでは、どちらがGoogle上位のサイトを引用しますか?

A

保険ではGeminiです。Google上位10位のサイトのうち、Geminiは46.5%を引用し、ChatGPTは9.2%でした。ChatGPTはおよそ11件に1件しか、上位10位のサイトを引用していません。

Q 同じサイトが、引用されたりされなかったりするのはなぜですか?

A

理由は今回の調査では分かりません。分かっているのは、同じサイトでも質問によって結果が入れ替わることです。ほけんの窓口は、13問で上位にいて引用され、4問で上位にいたのに引用されず、4問では上位にいないのに引用されていました。

まとめ

保険の30問で、Google上位10位に出たサイトのうち、AIにも引用されたのは48.9%でした。ChatGPTに限ると9.2%です。

種類で見ると、比較サイトが56.0%で最も高く、ほけんの窓口は上位10位にいた17問のうち13問で引用されました。一方で、上位10位の外からは、保険会社の公式サイトや生命保険文化センターが多く引用されています。

社名で見ると、はっきりしたことがあります。同じサイトでも、質問によって結果が入れ替わります。 ほけんの窓口でも、上位10位にいたのに引用されなかった質問がありました。「保険に入りすぎているかどうかはどう判断する?」では、上位10位の7サイトが外れています。

「うちはAIに出ている」「出ていない」と、会社単位で判断することはできません。自社にとって重要な質問を選んで、1問ずつ、AIがどこを引用しているかを見る。 そうすると、検索では上位なのにAIでは出ていない質問と、検索の上位には出ていないのにAIでは出ている質問が、両方見えてきます。

この記事を書いた人

吉田 清登 / Yoshida Kiyoto

株式会社FID 執行役員CMO / Genview プロダクトマネージャー / JECCICA客員講師

通販業界20年以上。再春館製薬所で越境EC・タイチームの管理を経て、現在は Genview の事業責任者。

得意分野のCRMのエッセンスをGEO対策に取り入れたのが Genview です。AI時代の接客は BtoC with AI。主役はお客様で、AIはその間に入った存在です。お客様に伝えると同時に、AIにも自社を正しく伝える。AIを通してどう伝わっているかを、実際に測って確かめています。

プロフィール / note

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